神戸、元町にあるピラティス・スタジオsorama(ソラマ)のトレーナーがピラティスの魅力や効果についてわかりやすく解説します。

呼吸でストレスコントロール③

   2015/01/23

私達の心身に起こるストレスがどのように起こるのか?

というメカニズムを、自律神経というキーワードから紐解いて

お勉強しました。

 

前回は自律神経のバランスが崩れた時に、身体に何が起こるのか?

を見てゆきましたね。

 

どうやら、現代人は交感神経優位の生活によって

常に心身が「闘争&逃走」モードにありつづけているために

起こる不調であるのだということが、わかりました。

 

さすれば。。

心身をリラックスさせ、回復を優先させる

副交感神経優位の状態をつくることが健やかな状態を作り出す

ポイントということなのです。

 

さて。。。

ここで活用するのが、呼吸です。

 

 

「ピラティスを始めて、便秘が治りました」

「夜、睡眠が深くなってきたのは、ピラティスをはじめたからでしょうか??」

「ピラティスを始めて、冷え症がなくなった気がします。。」

「最近あまりイライラしなくなったんですが、ピラティスと何か関係ありますか?」

 

と嬉しいご報告を下さる生徒さまが沢山おられます。

実はこれは、呼吸と動きを正確に行う

ピラティスならではの効果なのです。

 

 

呼吸には大きく分けて、「胸式呼吸」「腹式呼吸」があるのは

ご存じのとおりです。

★胸式呼吸:吸った息が胸の上部中心に膨らむ呼吸

★腹式呼吸:吸った息が胸の下部(肋骨の下部、アンダーバストのライン)も

膨らませる横隔膜を充分に使った呼吸

 

副交感神経を優位にするポイントは、横隔膜を充分に使う

腹式呼吸にあるのです。

 

 

横隔膜とは。。。呼吸にかかわる重要な筋肉です。

 

横隔膜は、胸腔(肺や心臓が収まるスペース)と腹腔(胃や腸などの

消化器が収まるスペース)をへだてているドーム型の筋肉です。

 

 

下の写真のように肋骨の下部に手をあててみてください。

 

KIMG0304

 

息をゆっくり吸ってみると肋骨が横に広がり、手を押し広げてゆくのがわかりますか?

 

では次に、口からゆっくり息を吐き出してみてください。

 

横に広がっていた肋骨が柔らかく中心にしぼんでゆきますね?

 

注意することは。。。

吐く息でお腹に力を入れ過ぎないこと(肩に力が入ります)

吸う息で顎に力を入れないこと(首に力が入ります)

 

 

吸う息を三秒で、吐く息を五秒かけて続けてみてください。

しだいに手で触れている肋骨の下部が温かくなってきませんか??

 

 

息を吸う:横隔膜が広がる(筋肉が緊張)

息を吐く:横隔膜がちぢむ(筋肉がゆるむ)

 

横隔膜が「広がる⇔ちぢむ」いわゆるストレッチのような動きは

脳内麻薬ともいわれているエンドルフィンを分泌させ

精神を沈静させてくれるのです。

 

 

また、呼吸のために働く横隔膜を充分に使う事で、

吸う息が肺の下部に運ばれてゆきます。

それによって、酸素交換が全身の隅々にまで行き渡るよう

とても効率よく行われるのです。

 

さらには。。。

吸う息で横隔膜が広がると、2センチ程度ですが下に下がり

腹腔内にある胃や腸を、押し下げてゆきます。

これによって消化器全体をマッサージし、活動を促す効果があるのです。

 

実は。。。

ピラティスを取り組むうえで行う呼吸も

この横隔膜を充分に使う「立体的な」呼吸です。

といいますのも、吐く息で横隔膜がちぢむ時に

お腹のインナーマッスルが働き

背骨や骨盤を安定させてくれるからです。

 

 

冒頭の生徒さまの嬉しいご報告。。。

始めはピラティスで姿勢が整い、身体が動かしやすくなることを

目指していたかもしれませんが。。。

 

それ以外の思わぬ「嬉しいこと」を手に入れられたのも

ピラティスを通じて、呼吸と全身のコントロールの仕方を

知ったからに他なりません。

 

呼吸は生きていくうえで、欠かさず行う生命活動です。

全身のバランスを整えるシステムを、

生きている限りは欠かさず行う「呼吸」に集約させているというのは

カラダそのものの持つ「智慧」なのかもしれませんね。

 

マシンを使った本格的ピラティスプライベートセッション

神戸・元町のピラティス・スタジオsorama

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